2018年5月21日月曜日

スタンフォード大学がアンマとの「思いやりについての対話」を開催

201462日(月)、 カリフォルニア州・スタンフォード大学にて
去る月曜日、アンマはスタンフォード大学の主催する「思いやりについての対話(“Conversations on Compassion”)」シリーズに参加。
スタンフォード大学に「思いやりと利他主義研究教育センター
(The Center for Compassion & Altruism Research & Education :CCARE)」を設立した、同センターの責任者であり神経外科医のジェイムズ・ドウティ博士が提示する質問に答えた。1,700人を収容するスタンフォードの記念ホールで行われた1時間半に及ぶ対話には、同シリーズ始まって以来最多の参加者が集った。

 ドウティ博士の質問に対して、アンマは次のように語った。
「思いやりは、私たちの人生に一番大切な要素だと思っています。それは始めの一歩です。この最初の一歩を、勇気を持って、恐れずに踏み出せば、私たちのあらゆる決断も、それに伴う行為やその結果も、特別美しく、自発的で、力強いものになります。人間の計算は過ちを生むことがありますが、真の思いやりから生まれた行為が、過ちになることは決してありません。なぜなら、思いやりは自然の摂理であり、神の力であり、神の創造の核心だからです。私たちが自分の心の波長を思いやりに合わせれば、個人としての私たちは、もはや行為を為しているというより、ただ神の創造の力が自分を通して活動するに任せている状態になります。これが、思いやりの力です。実のところ、霊性の道は思いやりに始まり、思いやりに終わるのです。」
ダライ・ラマ法王が最初の寄付者となり、ドウティ博士によって設立されたCCAREは、

厳格な調査や科学的な共同研究、学会などを通して、個人と社会の中に思いやりを育み、利他の精神を促す方法を研究している。

 CCAREの主催する「思いやりについての対話」シリーズには、これまで、スタンフォード大学の教授陣や理事に加え、仏教僧のティク・ナット・ハン氏、ダライ・ラマの英語通訳であるトゥプテン・ジンパ博士、精神世界の教師エックハルト・トール氏、慈善家であり有力な実業家であるリン・ティルトン氏、映画監督のティファニー・シュレイン氏、神経心理学者のリック・ハンソン氏、グーグル社のソフトウェア・エンジニアであるチャ
ディー・メン・タン氏、写真家のリサ・クリスティーン氏、作家のピコ・イエル氏、禅僧の老師・ジョーン・ハリファクス氏、ホテル経営者のチップ・コーンリー氏、聖職者で社会活動家のロバート・V・テイラー氏など、各方面における現代の指導者たちが参加している。