2018年5月16日水曜日

奨学金を受けた生徒の内480名が卒業ー大型台風ヨランダによる被害への支援―その後


2013年に発生した大型台風ヨランダの来襲により、フィリピンでは6300人以上が犠牲となり、75万人が避難を余儀なくされ、経済的被害は数十億米ドルに達しました。20144月、エンブレイシング・ザ・ワールドは台風の被災者の支援に向け、100万米ドルを寄付しました。寄付金は倒壊した学校校舎の再建、コミュニティホールの建設、被災した生徒530人に対する奨学金の給付に充てられました。2018年、奨学金を受けた生徒のうち480人が高校を卒業しました。
 エンブレイシング・ザ・ワールドは、フィリピン災害復興基金(PDRF)および高等学校奨学金プロジェクト(PBSP)と提携し、フィリピン教育省の協力の下、同省の各管轄部門を通して奨学金を提供しました。今回卒業したのは、サンホセ国立高等学校(タクロバン市)とパロ国立高等学校(パロ町)の生徒達です。奨学金の受給者は、貧困の程度、成績と出席率、学業を継続したい気持ちがあるか、等を基に選ばれました。
スワミ・ラーマクリシュナンダ・プリは、卒業式で講演し、次のように述べました。「アンマは、助けを必要とするあらゆる人々にいつでも手を差し伸べてくださいます。アンマの助けによって、あなた方の人生は変わりました。あなた方も、他の人々に対して同様にすることができます。仕事に就いたとき、あるいは他の人を助ける立場に置かれたときに、あなた方がアンマから受けた援助が、助けを必要とする人々へと受け継がれることを願っています。そうすれば、援助の輪はあなた方で終わることなく、世の中に広がり続けていくでしょう。」

 2005年以来、アンマはエンブレイシング・ザ・ワールドを通して、災害救援活動のため総額7500万ドルを寄付しています。